HOME ≫ ヨガライフ ≫ ピラティスを深めよう!~呼吸編~
ピラティスを深めよう!~呼吸編~
呼吸のポイント
①鼻から吸い、口から吐きます。
Q 口を開いて「はー」とすぼめて「ふー」では、どちらが正しいの?
A どちらも○です。やりやすい方で行ってください。
②吸う時に胸を広げ、吐く時に閉じます。
<吸う> 胸→広げる、お腹→膨らまさない
<吐く> 胸→閉じる、お腹→膨らまさない
Q 胸を閉じると、お腹が膨らんでしまいます。どうして?
A お腹を締める力が、胸を閉じる力に負けてしまっているからです。
力の加減を研究してみて下さい。
③肩が上がったり、胸を反らせたりしないよう気を付けます。
Q 胸を反らせた方がたくさん吸えるのに、なぜ横に広げるの?
A アラインメント(背骨のライン)が崩れてしまうからです。
理想の姿勢を保つために、横方向に広げましょう。
Q 胸だけを膨らませることが難しいです。コツは?
A 何も考えず、一度思いっきり吸ってみましょう。
その後に、少しずつできるところから修正をかけていきます。
初めから正しくできなくても、大丈夫です。
A 肋骨の間の筋肉(肋間筋)は、練習するとだんだんと柔軟になります。
あばら骨の間を触ってみて下さい。
仕組み
吸う=肺が膨らむ 吐く=肺が縮む
ですが、肺は自分で伸び縮みできません。
図は、上の箱を胸・下の箱をお腹に見立てています。
<上の箱>底面が、横隔膜。肋骨が肺を覆っています。
※実際の横隔膜は、緩んだ状態では上に上がります「∩」
<下の箱>深層には、腹横筋が前と側面にあります。
(左)お腹・胸を閉じた状態。
(中)お腹を変えず、胸の空間を広げると肺に空気が入ります(胸式呼吸)。
(右)お腹を前に出し、横隔膜を下げる
(下に空間を広げる)と肺に空気が入ります(腹式呼吸)。
この箱は、内臓などでみっちり満たされています。
特に下の箱は、後ろの面が背骨・底面が骨盤で支えられているだけですので、
前に押し出されないようにキープするためには、
筋肉で支える必要があります。