関節の動きを理解しよう
基準の姿勢は、山のポーズで手のひらをまえに向けた姿勢です(解剖学的肢位と呼びます)
3つの面に沿って動きを名付けます
身体や関節の正中からどうなるかがポイントです。
・前後方向の動き(矢状面)
屈曲…前に曲げる、伸展…後ろに曲げる
※手首の特別な呼び方 掌屈…手のひらの方に曲げる、背屈…甲の方に曲げる
※足首の特別な呼び方 底屈…足裏の方に曲げる、背屈…甲の方に曲げる
・横方向の動き(冠状面)
外転…外に開く、内転…内に閉じる
※手首の特別な呼び方 橈屈…橈骨の方(親指側)に曲げる、尺屈…尺骨の方(小指側)に曲げる
※足首の特別な呼び方 外がえし…足裏を外に向ける、内がえし…足裏を内に向ける
※脊柱の場合は左右への側屈
・垂線に対しねじる動き(水平面)
外旋…外にねじる、内旋…内にねじる
※脊柱の場合は軸回旋
※肘の特別な呼び方 回外…前腕を外へねじる、回内…前腕を内へねじる
※足首の特別な呼び方 回外…足を外へねじる、回内…足をを内へねじる
英雄のポーズⅠ・Ⅱ
英雄のポーズⅠ
脊柱は伸展、肩は屈曲
前の脚…股関節は屈曲、膝は屈曲
後ろの脚…股関節は伸展、膝は伸展、足首は背屈(+回外)
英雄のポーズⅡ
脊柱は中立、頭部は軸回旋、肩は外転/外旋、肘は回内
前の脚…股関節は屈曲/外旋/外転、膝は屈曲
後ろの脚…股関節は屈曲/内旋/外転、膝は伸展、足首は背屈(+回外)
コブラのポーズ・座位のねじりのポーズ
コブラのポーズ
脊柱は伸展、肩は外旋、肘は屈曲(伸展に向かう)/回内
股関節は伸展/内旋/内転、膝は伸展、足首は底屈
座位のねじりのポーズ
脊柱は回旋
上の脚…股関節は屈曲/内旋/内転、膝は屈曲
下の脚…股関節はやや屈曲/外旋/内転、膝は屈曲
前の腕…肩は外旋/やや外転/屈曲(伸展に向かう)、肘は屈曲
後ろの腕…肩は外旋/伸展。肘は伸展、手首は背屈
いかがでしょうか?
ポーズをとりながら、じっくりご自身の身体を観察してみてください。